2018年7月8日日曜日

ペンギンゴーヤオン!少年の僕へを中心に感想

ペンギンゴーヤオン。PENGUIN RESEARCHの野音ライブから帰ってきて、すぐ書いています。

とにかく最高でした。楽しかった。
大人になるにつれてテンションがぶち上がっている時間は無くなっていくもので、自分も高校まではそれなりに楽しく過ごせていたけど、いつしか暗い気持ちでいる時間が増えていった訳で。
そんな人生の中で、心の苦しさを全部忘れさせてくれる場所。喜怒哀楽の喜楽を解放で
きる場所。そんなライブでした。

ライブの楽しさについては、語っているとキリないので割愛します。敗者のヘドバン最高でしたわ・・・・ブレイコーからのアジテーションもやべぇわ


今はちょっと、「少年の僕へ」について語りたい。
この曲は先日ゾイドワイルドで流れて、kemu出身のリサーチャーとしては「まるでおとぎ話」という歌詞にギュッとされたんですよ。で、野音で歌詞全文が配られたのでやるってのは確定していた。
そしてその番がきたとき、堀江さんが歌詞の意味とかを話すことになったんだけど。


どうしようもない人生を送っていたけど、最近になって今までやってきて良かったって思えるようになっていて。10年、20年前の自分に「辛いこともあるけど、今は楽しくやっているから、今持っている想いは持ち続けていてね。」という気持ちを込めて、書いた。


みたいなことを言っていた(記憶が曖昧なので正確ではないです。すみません。)

堀江先生は各所のインタビューでも「自分は負けてきた」「何もできなくて悔しかった」等の、劣等感を感じてきたという旨のことはおっしゃっていて。もっと言うと、kemu以前に別名義で活動していた時の事とか(詳しくはググってください)があって。かなり傷だらけの人生を送ってきた人です。
そんな堀江さんが、近日公開第二章のインタビューで「そろそろバンドやってて楽しいってことを歌にしてもいいだろう」という事を言っていた。
それからまた時間が経って、過去の自分に対して「今楽しくやってます」という歌詞を、歌を作ったこと。とっても感慨深かった。
その時に、「ほんとにいいバンドなんですよ。いいバンドなんです。」って嚙み締めるように2回、いいバンドって言っていたのがさ・・・この時点でかなりグッときてて。堀江さんが「少年の僕へ」と告げてから曲が始まった。
歌詞を見ながら、堀江さんの過去を想いながら、じっくりと聴き入ると、すぐ目頭が熱くなって、曲が終わった時にはタオルで涙を拭いていた。


傷。過ち。諦め。
自分だけ上手くやれなくて消えてしまいたくなったりもするだろう。


人生の苦しみを越えて、「まるでおとぎ話」のようなこともあって、生きてて良かったって思えるようになっている今。
堀江さんのこれまでとリンクしている所が胸にじんわりと響いてきた。

敗者も千載も近日もそういう、堀江さんの過去があるからああいう歌詞・メッセージになっていると思っているのだけど、今挙げた曲は、聴いて奮い立たされる、ペンギンさんから自分への応援歌のような感覚のものでした。
少年の僕へは、聴いて自分と重ね合わせて、過去の自分へ贈る曲。苦しいことも悲しいことも楽しいことも全部頭の中で巡って、最後には昔の自分に「楽しく生きてます」って微笑むことができる。そんな感覚。
昔は無垢だったなって思うし今は穢れすぎだと思うけど、楽しいと思っていることは嘘じゃなくて。辛いことが無かったら、今の楽しさもないんだろうなって。そんなことを思いましたね・・・

1つの曲に対して、思う事って人それぞれだけど、kemuさんが大好きだから堀江晶太・PENGUIN RESEARCHを好きになった僕は、こんな事を思いました。

以上です。次はFC限定ライブに行きたいので、日程とかチケットとかどうにかしたいですね。それと今回の野音で、バンやろ曲も勉強せねばと思いました。
ソールドアウトも出来て本当に良かったですね・・・箱と違って夜でも割と明るいから、大勢のオーディエンスがおてて振ってる光景が、いかにもライブっぽくて良かったんだよね~

7/9追記
1日経って、昨日ライブしてた時間をぼーっと過ごしていたんですけど
ライブ始まってるな。この時間はアジテーションでぶち上がってたな。少年の僕へで泣いてたな。ラストの旅人の唄や・・・。今終わったぐらいか・・・
という風に時系列でどんどん思い出して、昨日の寝る前とかよりも鮮明に思い出せたのと同時に、もうあの瞬間は終わってしまった実感もくる。
今思えば、あんなにエモかったライブは他にない。ここにきてエモかった、感動したことへの感情が強く溢れる。
ラストの旅人の唄は最高で、ふと横を見た時の、手を振っているみんながライトに照らされている光景が、会場が1つになって創り上げたこのライブの集大成を見た気がして、感動して。
「こんな綺麗な夜があるんだ」と聴いた瞬間に夜空を見上げて、感傷に浸ったんだよね・・・
日が暮れて夜になって聴く旅人の唄、超エモかったです。
語っても語りつくせない感動が今もずっとあって、これが余韻ってものなんだと感じています。

ライブってこんな最高な気分になれるのに、ツアーも大阪の方とか行けなくて、年明け4日のしか参戦しないかもしれんくて、とても無力だなと思っています。
それでも次のライブの時に、今と同じの、今以上の幸せを味わえるように、ただ地を這うだけです。強く生きる。
それにしても、全身筋肉痛だってのにその痛みが気持ちいい。世界一気持ちのいい筋肉痛だわー