2019年4月30日火曜日

平成を生きてきて良かった。と思った心情を綴る

平成が終わって令和になると言われても、そこまで感慨深くもなかったのだけど。この当日が近づくにつれて、どんどん色んな思いが出てきたので、書き留めておこうかなと。


平成も昔になる、という話。
ボリさんが小学生の頃に、昭和の暮らしを知ろうという趣旨で手回しで絞る洗濯機だったり、モノクロTVや蚊帳なども”昔のもの”として教えられたのですが。
その小学生当時ボリさんが触れてきたもの。「フロッピーディスク・ブラウン管テレビ・縦長のケータイ・VHS」こういう諸々が、今や”昔のもの”だと思うと、何とも言えない気持ちになる。
戦隊モノやアニメをVHSで録画して、ブラウン管テレビをぶっ叩いて直して、フロッピーで写真撮って、ゲームの通信におもっくそケーブル使ってた。ゲームと言えばピコという知育のゲーム機もやりまくってた。
それがDVD録画や配信になったし、ワイヤレスの全国通信が当たり前になって、写真はスマホで手軽に取れるようになった。知育のゲームはタブレットで無料のがあそべるでしょうな。
このような技術の進化、時代の進歩。今まで生きてた分には、地デジ化しようがスマホが普及しようがBDで録画しようが、普通に新しいものに順応していったし、技術進化に喜々としていたけれど。
時代が変わるとなると、急に寂しくなってしまった。

その寂しさっていうのは、過去になってしまうからという以上に、今の世代との共感が無くなっていく寂しさだと思ってる。
俺らはこれからも新しいものにリアルタイムで出会うわけだから、それとは今の世代と共有の話題ではあるだろう。でも、俺たちが10年以上前に得た経験は、今の世代は出会わない。少なくともリアルタイムの経験では無い。そこで乖離が生まれていくのが寂しいんじゃないかって。
同世代の人とは共通のゲームにはまってて「それそれ~!」ってなるし、ボカロの話をしたら全盛期世代の名前がバンバン出て「懐かしい」ってなる。その時ってとっても嬉しい気持ちになって話してるので、それが出来なくなる世代が生まれ続けるのは、一種の疎外感を感じるところではある。


ここからはアニメ系の話に持っていくけど、アニメなどは10年一昔というレベルで無くサイクルが早く感じる。ボリさんが中高生の頃にハマったりバズったりしたものは現在視点でほぼ過去のものになっている。子供の頃に見た作品とかもうレトロの領域なのでは?

平成には数多の名作、あります。それらをこの先の人たちはもう、リアルタイムで体験出来ないのだと思うと、とっても悲しい。
今の作品にも最高なものがいっぱいあるけど、近代アニメ文化の源流とも言える作品を知らないというのは、もったいない。

そんなことを思いながらふと、自分は平成に生きて、様々な素晴らしいコンテンツをリアルタイムで体験できたことがとっても嬉しい気持ちになったんです。この時代に生きてて良かったって。

本当に子供の頃、アニメカービィを見てたのがアニメの最古の記憶なんだけど、そこから様々なアニメなり、ゲームで言えばポケモンRSEなりを味わってきて。深夜アニメに入りだして、あにぶんっていうアニメ情報番組で情報を得てた頃、GREEからSNSに入っていってボカロにハマった時代。FTを軸に様々なアニメ漫画ゲームにハマリ、今がある。この経験は、令和の人たちには経験出来ない事で、触れた作品の組み合わせを考えれば唯一無二の経験をしてきたはず。

みんなそれぞれ、様々な作品にハマってきただろうけど。
それらに使った時間とか、情報解禁等で盛り上がった当時の記憶、高揚感。全部誇っていいと思います。あなただけが経験した、あなたにしかない人生の1ページです。そして、他の世代には経験しようの無い、平成を生きた世代だけが有する思い出です。

自分たちの生きた世界が過去になる事実。
自分たちの経験が、この先の世代の人と共有できない寂しさ。
この2つは悲しい事だと思います。
だけど、この先の世代が経験できないとしたら、経験できた私達は幸せ者なのです。
だからこそ、俺たちが経験してきた作品たちを、過去の事という認識でもいいからもっと知ってほしい。知ってた方がいい物は知るべきだと思うのです。

「EDENSZEROを読むのなら。否、王道バトル漫画を読むのなら、絶対にFAIRYTAILは読んで欲しい。」
「現状のボカロのレベルで満足してるなんて愚の骨頂。全盛期の本当に素晴らしいボカロを聴いて欲しい。kemuさんが如何に王者か知ってほしい。」
「ラブコメが好きならはがないと風夏を読んで欲しい。プリチャンにはまったのならプリパラから見て欲しい。仮面ライダーならエグゼイドや鎧武を見て欲しい。」

以上。もっと細かいのもあるが、自分の推したいもの・知ってほしいものはこのくらい。

みんなにとってのオススメも、時代が移ろっても愛されるように、伝え続けていくのが良いと思います。各々の、いつまでも語り継ぎたい作品を、時代を超えて認知されるべき作品であると自負できるものを見つけて、いつまでも推し続けましょう。
昔のコンテンツを好きなる経験も少なからずあると思うので(私はアマガミで経験しました。)、そういう経験を、次の世代に、自分の愛するコンテンツで味あわせてあげましょう。


自分が好きになってきた、数々のアニメやゲーム。
アニメカルチャーに入りたての時期に触れたアニメも、それ以前の子供の頃に見たアニメも、何なら当時のバラエティーもドラマもゲームも全部。半生を全て書き起こすレベルで全部。
今までの趣味の全てを好きになって人生を過ごせた事を、平成を生きて平成の様々な出来事を経験できた事を、誇りにして令和に進みます。

そして、平成が終わるこのタイミングで、これ以上の回想はしない。平成の終わりという節目によって、素晴らしい思い出たちを過去という押入れに仕舞いたくないから。

FTも続編が連載されていますしアニメもやっています。kemuさんも堀江晶太さんとしてPENGUINRESEARCHにハマって追っかけられていますし、おそらくkemu名義のボカロ曲もまた上がります。プリパラだって新曲が作られているし、風夏も瀬尾公治先生のことなのでヒットマンで交わることもあるかと。最終回のその後を書くなら?というツイートもしてましたね。

とあるシリーズも新作アニメが始まり、龍騎が17年ぶりに新作が作られる今、過去を過去として止めなければいつかまた新規展開に出会えるから。それをただ信じて待つではなく、その事象へと自分たちが導くくらいの気持ちで、応援したい。


後は、過去を見るだけではなくて、今を楽しむことを忘れずに行きたいです。
令和元年初日にはオンゲキのお渡し会。3日にはPENGUINRESEARCHのライブ。5日には五等分の花嫁のイベント。
新時代も楽しくやっていきます。

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